今回は、
コーチングNLPゼネラリスト講座でも扱っており、
近年心理業界で人気の高い『交流分析(TA)』についてお伝えします。
最後までお読みいただくだけでも、今日からの生活が変化しますので、是非お読みくださいね!
1分でわかる「交流分析」
まずは、「交流分析」について簡単にご紹介したいと思います。
歴史などはさておき、
交流分析とは、人と人が関わるうえで、どのような心理状態で会話(交流)をしているのかを分析された学問です。
会話をしていると、相手の言ったことで嬉しくなったり、不快に感じたり、色々なことがありますよね。
特に不快に感じる時、
「なんでそういう言い方をするんだろう」「あの人の言い分は理解できない」「なんでそういう考え方をするの」と疑問に感じたことはありませんか?
こんな時に役立つのが交流分析です。
3つの自我状態
交流分析について語るときに外せないのが、
3つの「自我状態」(自分のあり方)です。
P、A、C という言葉を覚えると、
「あ、この人交流分析を知ってるな」と思われます(笑)
まず、PはParent (親)の頭文字です。
育ててくれた人の影響をうけた考え方や行動。
「~すべき」「~して当然」「~してあげないといけない」
といった、あなたが疑問に思うことなく信じている事がPにあたります。
家庭によってルールが違うのは感じたことがあると思います。
なので、
相手が当然だと思っているPと、自分が当然だと思っているPは違うのです。
そのPの違いから、
「なんでそういうことを言うの」
「あなたの勝手なルールを押しつけないでよ」というすれ違いが起こってしまうのです。
(実際にはCP、NPに分類されます。)
次に、AはAdult (大人)の頭文字です。
様々な人生経験や、知識に基づき冷静に判断する考え方。
「冷静さ」「公平性」「純粋な知識」などもAにあたります。
Aで物事を考えることが多い人は、冷たい、人間味がないという印象を持たれてしまう場合があります。
最後に、 CはChild (子ども)の頭文字です。
子どものような感覚や、本能的な行動。
「遊び心」「いたずら心」「ユーモア」「わがまま」「従順」「依存」などがCにあたります。
子どもはもちろんCをたくさん持っていますが、
大人になってからも、人生を楽しむためにはCの「遊び心」などの要素を持ち合わせることが大切です。
しかしその反面、相手に依存してしまう弱い側面も持っており、注意が必要です。
(実際にはFC、ACに分類されます。)
コーチングNLPゼネラリスト講座では、
「エゴグラム」というものを作成し、あなたのタイプを分析したり、
それぞれのタイプの人が関わり合う場合の交流について、「対話分析」という技術をつかってまなび、スムーズなコミュニケーションにするための方法を学びます。
日常で使える「交流分析」PAC
奥が深い「交流分析」ですが、
P,A,Cを理解しているだけでも、日常のコミュニケーションでのストレスを軽減することができます。
たとえば、
「S子さんは子どもが、親の言うことに従わないとイライラしてしまいます」
これは、S子さんの中のPが養育者からの影響で、
「子どもは親の言うことに必ず従わないといけない」と思っているからなのです。
しかし、他の家庭では
「親の言うことことを聞かなくても、自分で考えて責任を持つなら良し」と考えられているかもしれません。
他には、
「T君はいつも待ち合わせに遅れてきて、改善しようという気持ちが感じられません」
これは、T君の中のPに「時間は絶対に守らないといけない」という意識があまり入っていない可能性があります。
また、Aの要素が高く、大人としての意識より、子供っぽさが勝っている可能性も考えられます。
このように、
相手のことを交流分析を使って理解することで、
自分の中での受け止め方を変えることができます。
「なんで?」と怒りを感じるのではなく、
「あの人は そういう考え方をする人なんだな。そうしたら、私はこういう対応をしてあげたら揉め事が起こらないな。」
と考えられるようになることで、あなたの心が楽になりますね。
~*~*~*~*~*~
今回ご紹介した「交流分析」を、もっと学んでみたい!と思われた方は、
コーチングNLPゼネラリスト講座 で一緒に学びましょう!
学べる講座はこちら