「自分はアダルトチルドレンかな?」
「アダルトチルドレンかもしれないけど、確信が持てない」
自分はどうだろう。と思ったことはありますか?
そう思ったら、この2つの言葉を自分に投げかけてみて下さい。
◎私はどんな自分でも愛してる。
◎私は何をしてもどんな時でも愛されてる。
「アダルトチルドレン」の方は、人の気持ちを察することが上手だったり、自分の気持ちを押し殺すことが得意だったりするため、友人関係や仕事や職場の人間関係(外での生活)では、とても良好な関係性を作れる方が多いのです。
そのために、自分ではなかなか気付けなかったり、周りの人からも悩みを抱えていると思われなかったりします。
そしてあなたは人を愛したり、尊重してあげるのが得意だったりするので、周りの人があなたの存在をとても喜んでいたりします。
目次
アダルトチルドレンの人は、家庭の中で悩みを抱えている
問題はプライベートな生活時間に起きます。
そこに一歩踏み込まれると、あなたは様々な難しさを抱えていませんか?
たとえばあなたにお子さんがいらっしゃるとしたら、
子どもは100%の勢いであなたを愛しているのだけれど、「子どもを愛する感覚」が分からなくて、寂しくなると子どもにつらく当たってしまう。
たとえばあなたにパートナーがいらっしゃるとしたら、
パートナーの意見が嫌だったり、自分の意見は違っても、それを言ったら怒らせてしまうんじゃないか、実際怒ってしまうので言えないし、揉めたくないので言わない。
もしくは、たまった怒りを一気にぶつけてしまうため、仲がギスギスしてしまうことがある。
たとえば親との同居や、義父母と同居しているとしたら、
親の言うことはなんか違う感じもするけど、逆らうわけにはいかない。
言わないでほしいことを言われても、言わないで!と言えない。
こんなこと、思い当たりませんか?
アダルトチルドレンのNさんの場合
Nさんのお話をしましょう。
彼女は非常に面倒見がよくて、自分よりも人を優先して考えられる方でした。
それは彼女に人からの感謝も集まるし、彼女も人に何かをやってあげるのが好き、ということで毎日忙しく暮らしていました。
でも、心の奥底ではなんとなく寂しさを感じていたようです。
ただ、それを表面に出す価値はないし、それを出したら相手が困ってしまうから、いけない事だと思っていたそうです。
ご自分の話していると、よく自分の事なのに「~な感じですかねー。」と他人事のように言う方でした。
「自分は小さい頃から色々習い事もさせてもらって、私立にも行かせてもらって、たっぷりの愛情を注いてもらって育てられたんです。だから愛情不足なんて無いです。」
とおっしゃっていました。
たしかに親子関係は非常に良くて、よく話もするし、仲良し。
なので、「寂しいなんて思ってる私がおかしい」と思っていたそうです。
ここが気付くに難しいところ。
表面上のやってもらったことで、心の傷が見えなくなってしまうのです。
しかし、実は彼女は小さい時から母親の機嫌をいつも気にしていて、父親と母親の関係性にも気を付けていて、二人が言い争いにならないように、いつも親の様子や機嫌を気にしていたようです。
手のかかる兄弟もいたので、「自分が手を煩わしてはいけない」ということも、小さい時から感じてはいたそうです。
ただ、それがこの家族の中では自然なことなので、
「自分の気持ちをグッと抑え込んでる」
「子どもが子どもらしく生きられていないことになってる」
とは誰も気づきませんでした。
このように、大きな威圧とか、怒られた記憶がなくても、
知らず知らずのうちに気を使っていることでも、子どもの心は傷ついていきます。
そして大人になって、
「自分の気持ちを言いなさい」とか、
「自分の好きなことを優先してやりなさい」と言われると、困ってしまう。
そもそも自分の好きが分からない。
自分の意見を言ったときに
「それは嫌だ」とか「えー、それやるの?」などと
反論が来るのが怖くて仕方なくて、
それは反論が来たら、自分の価値が危うくなると感じているから。
自分の気持ちを人に言えないと思っていたら
「自分の気持ちなんて、人に言うものではない」と思っていたら。
「人が喜ぶことが一番好き、自分はそれを見ていれば幸せ」と思っていたら。
あなたも「アダルトチルドレン」かも知れません。
自分を知るということは、なかなか自分だけでは難しい作業です。
なぜなら、
自分にとっては普通の事であり、
自分の家族に聞いたとしても、普通であり、
あなたの仲良しさんも 同じタイプだったりするからです。
でも、自分の心の傷に気付き、自分と向き合うことで
本当の意味での自由を取り戻すことができます。
そして、やりたいことができる人生を歩めるようになるのです。
私達と一緒に歩き始めませんか?
あなたの望む周りの人の幸せに一番つながるのですから。