夏休みの子どもはやることがいっぱい!
家にいる時間が多くなる分、親が「~しなさい」と言わなくてはいけない場面が増えますよね。
「いつもより怒ることが多くて、しんどい。」
というお母さんの悲鳴が聞こえてきます。
宿題がたくさん出ていて、子供よりも親が大変さを感じているご家庭も多いのではないでしょうか?
「宿題があるのに、声を掛けないと自分でやらないんです。」
「ゲームばっかりやって、ずっとダラダラしているんです。」
と困っている声も多くきいています。
今回は三浦先生のラジオから、
「子どものやる気を引き出す子育てテクニック」
をお届けいたします!
※この内容は、5月に放送したインターネットラジオ「三浦くみ子のホッとるーむ」の内容を文字起こししたものです。
2種類の「やる気」
「やる気のある子になってほしい!」と思っている親御さんは多いと思います。
学生の間は、生活と勉強はどうしても切り離せない問題です。
自分から、やる気をもって、勉強に取り組んでくれたら。
親としてはとても安心ですよね。
人がやる気を出すときには、
「外発的動機付け」と「内発的動機付け」という2つの種類があります。
「外発的動機付け」は外から発生する動機付けで、
『これやるといいことになるよ。』というように、
外からのご褒美によって、やる気を出させる方法です。
一方、
「内発的動機付け」は、『自分からやりたいと思う』動機付けです。
人間が本当にやる気が出るのは、後者の「内発的動機付け」です。
自分からやりたいと思うので、やる気が続きやすいのです。
ご褒美によるやる気(外発的動機付け)では、
ご褒美が見えなくなるとやる気がでなくなってしまったり、ご褒美がないと動かなくなってしまいます。
それが自分の中から生れたやる気(内発的動機付け)だと、
モチベーションが続くし、上がっていくのです。
つまり、
何かをやり始めるには内発的動機付けがあることが必要なのです。
では、どうやったら子供の内的動機付けを起こすことができるのでしょうか。
「やる気」は日々の声掛けで育つ!
「うちの子って、やる気が見えないんです。」
「習い事も自分でやりたいっていったのに、全然練習しないんです。」
「宿題とか勉強とか全然やる気がないんです。」
「ゲームばかりやってて、何にもやらないんです。」
と悩んでいるお母さんがたくさんいらっしゃいます。
やる気を出せる子供に育てるためには、
子どもが何かをやり始めた時に、それを応援してあげることが大切です。
何かをやった時に、
「応援してもらってやった。」という経験がその後のやる気を育てるんです。
子どもが「何かをやろうかな。」と思った時に、
それを認める声掛けをしてもらったり、それを応援してもらった経験があるかどうか。
何かをやろうとしたときというのは、
勉強じゃなくても、ゲームでも、遊びでも、なんでもいいんです。
自分でやり始めたことに対して、
「それじゃなくてこれをやりなさい。」「なんでそんなことやってるの。」
とそれを否定されたり、文句を言われていると、
「何かをやり始めよう。」という気にならなくなってしまうのです。
その結果、目の前にあるのがゲームだったりすると、暇つぶしでゲームをしているだけになってしまったりするのです。
暇つぶしでゲームをやっている子どもは危険です
ゲームをやりたくて楽しんでいるのならいいですが、
やることがないからと、暇つぶしにゲームをしてしまっている子は注意が必要です。
「なんでそんなことしてるの?」
「そんなことやってないで、~しなさい。」
と、やる気を否定され続けてしまった結果、
「やる気」というものが無くなってしまった状態かもしれません。
これは学術的な裏付けがある話なんです。
「やる気」を育てる子育て(就学前編)
就学前の小さい子どもだったら、
自分で何かをやる。
自分でやる気をもってやっていく。
という経験が非常に大切です。
子供の早期教育のために習い事をたくさん入れている方もいるかと思いますが、
子どもの頃に「遊ぶ」という経験がめちゃくちゃ大切なんです。
子どもが自由に考えて遊んでいる。
という経験がめちゃくちゃ大切なのです。
「自分で好きなことを選んで、自発的に何かをしている。」というのをやる時間を是非設けてほしいです。
学校に上がるまでは自由な時間をたくさん作ってあげて、やる気のある子供に育てましょう!
「やる気」を育てる伝え方(小学生以降)
小学生の場合は、
宿題などやらなくてはいけないことが増えて、遊んでばかりではいられなくなりますよね。
子そもが何かをやりだしているとき、
「~をしているね」「歯を磨いたね」「ご飯を食べたね」「折り紙をしているのね」など、
否定でも肯定でもない声を掛けてあげてください。
ただやっていることをそのまま伝えるだけなのですが、
それを聞いた子どもは、
見てもらっていて肯定されている=褒めてもらっている
と思います。
「自分がやっていることを、応援してくれている人がいる。」
これがやる気なんです。
「応援されている」と思うと、なんでも挑戦する気になります。やる気になります。
やってほしいことがある時は?
宿題があるのに、練習があるのに、
遊んでばかりしていて、怒らないといけないシチュエーションもあるかと思います。
そんな時には、
「ゲームしているね。宿題があるんだよね?
お母さん気になってるから、何時から始める始めるの?」
子どもに時間を意識してもらう声かけをしましょう。
繰り返していくことで、自分で時間を気にするマインドが育っていきます。
そして、
自分で決めた時間になっても勉強を始めない時には、
「時間だよ」と声を掛ければいいのです。
もしくは、タイマーをかける事で、声を掛けなくても自分から始めるようになるかもしれません。
自分から時計を見て行動する子供になってくれたら、
怒ることが減って、親子で穏やかに過ごせる時間が増えますね(^o^)
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インターネットラジオ『三浦くみ子のホッとるーむ』では、
日常で使える心理テクニックを毎回お伝えしています★
ゆめのたね放送局にて毎週月曜日7:30~8:30に放送中です。
放送はインターネットでどこからでも聴くことができます。
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