子育て 発達障害

家では普通なんです。親が子どもの発達障害に気付かない理由

2018年10月23日

親子問題・発達障害専門心理カウンセラーの三浦久美子です。
私がたくさんのご家族のカウンセリングをさせて頂いている中で、
「学校の先生に発達の検査をしてきてくださいと言われたんですが、
うちの子に問題があるとは思えないんです。」

「家では全然普通に過ごしてるので、発達障害ではないと思うんです」
というご相談を受けることがよくあります。

今日は、その様な事例についてご紹介します。

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小学校3年生のAくんの場合

Aくんのお母様は、
長男のA君が学校の先生からいきなり
「発達の検査を受けてきてください」といわれてしまったことに困り、カウンセリングにいらっしゃいました。

お母様からA君の様子を聞くと、

普通に1人で遊んでいますし、
普通に「宿題やってしまいなさい」と言えばやりますし、
まぁ苦手な国語の漢字とかは
やってる途中にボケーっとしてしまうこともありますけれど、
でも算数は好きで、黙々と勉強していますね。

よく恐竜をぶつけて、ブツブツ言いながら遊んでたり、

そこに妹が来ると怒ってますが・・・。

担任の先生から 「どうか検査をしてきてください」と言われる意味が分からないんです。

とおっしゃいました。

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おうちというのは、その子が生まれた時から
言わば「その子仕様」になっていきます。

よく泣く子であれば、
神経質だなぁと思いながらも
お母さんが 気分転換を促すことが当たり前になっていたり、

食べ物を吐く子なら、
切り方を小さくしたり、
食事の回数を増やしたり、
嫌いな食品は出さなくなったり。

宿題は計画を立ててやれば、
端から端まで 何があってもやる事は、
この家では当たり前になっていて、

それが他の子に比べるととても時間がかかっている事だとは
気付かなかったりするのです。

ですので、

おうちで困ることというのは、
宿題を覚えていないとか、
大事なお手紙をもって帰ってこないとか、
いつも忘れ物をしてしまうとか、
それでも何とかなってしまったりします。

だって、「おうちは彼仕様」ですから。

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でも、学校は違います。

違う環境で育った同年齢の子ども達が、
たくさんいる環境の中で、

しかも、

幼稚園、保育園では教師がたくさんいて、
目が届いていたけれど、
小学校、中学校は担任一人に子ども達が30人以上。

それが様々な動きをする中、
適切な指示も与えられない中、
自分で空気を読んで行動しなければならないのです。

先生は普段どんな指導をしていますか?
周りの子供達の雰囲気はどうですか?
普段の授業中にどんな声が飛び交っていますか?
静けさ、又はうるさい度合いはどうですか?
先生が怒るとどうなりますか?
それに対して、子供達はどうしていますか?

そんな中で、A君は
「どうしています?」
「どんな時に困っていますか?」

それをお母様が理解してあげることが大切になります。

こどもの発達障害は、
「発達障害という診断がつくか、つかないか」
 が問題なのではありません!

「その子が、楽しくのびのびと人生を生きていくには、
 どんなサポートをすればいいか?」

それを一緒に考えて、サポートしていく事が一番大事だと、
私は考えています(*^-^*)

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